大人と子供の野球肩は違う
野球をしていて肩を痛めることを
いわゆる野球肩といいますが、
野球肩は大人と子供では痛める場所や原因、病態が違います。
ここでは大人の野球肩、特に草野球をプレーする方におきやすい肩痛を説明していきます。
大人の野球肩の種類
おおきくわけて3つに分けられます
- インピンジメント
- 腱板損傷
- SLAP病変(関節唇損傷)
肩のどこが痛くなるの?
- 前側
- 後側
- 横側
前側は「関節包」や「靭帯」が伸びて痛む
後側は「インターナルインピンジメント」
横側は「回旋筋腱板の付着部」の痛み
原因は?
大人の野球肩の原因はいくつかありますが
大きく分けて3つになります。
- 使わなすぎ
- からだの硬さや使い方の悪さ(コンディショニング不良)
- ケガをしやすい投げ方(不良な投球フォーム)
他にも選手の環境の違いで上記の原因とは違ってきます。
例えば、「オーバーユース」は毎日野球をする環境にいる学生(中・高・大学生)やプロや企業チームの選手には当てはまります。
しかし、週末に野球をする草野球の選手には当てはまらないですね。
そこで「使わなすぎ」という原因がでてきます。
使わなすぎとは?
文字通り、使わなすぎから起こる肩痛
・よくあるエピソード
- 中高まで野球をしていて、卒業以来何年も野球をしていなかった
- 久しぶりに野球を始めたら急に肩が痛くなった
- 最初は筋肉痛だと思っていたが、次の試合では痛くて全然投げられなくなった
- それ以降、全力投球はもちろん、ファースト送球もおぼつかなくなっていった
・身体は適応していく
学生野球のように毎日投球動作を繰り返していると、肩関節は投球動作をしやすいように適応していきます。
具体的には投球側の肩関節の外旋可動域が拡大します。
・やらないと身体は元に戻る
投球動作を繰り返すと肩関節の外旋可動域が拡大します。
しかし、長期間野球をやらないと身体は元の状態に戻ってしまいます。
それに加えて、加齢による肩関節の可動域減少があるとさらに肩は動きにくい状態になってしまい、ケガをしやすい身体になってしまいます。
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